今年の2歳G1レースの舞台は京都へ!阪神との違いとポイント解説

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はじめに

阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスは通常ですと阪神競馬場で開催されます。しかし、今年は阪神競馬場のリフレッシュ工事のため、京都競馬場で開催されます。

そこで、阪神と京都ではどのような違いがあるのかコースの特徴から、それぞれのコースをとする騎手についてもまとめましたので、ご覧ください。

コース

阪神ジュベナイルフィリーズ(以降阪神JF)と朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS)はどちらも1600mの2歳戦です。阪神1600mと京都外回り1600mのコースについてそれぞれ特徴があります。

阪神1600m

向正面からスタートし、カーブのゆったりとした3コーナー、4コーナーを回り、最後の474メートルの直線でゴールするワンターンのコースです。

向こう正面から3コーナー、4コーナーにかけてほぼ平坦なコースです。しかし、4コーナーの終わりから474メートルの最後の直線に向けて下り坂が続きます。ラスト200mでは急激な上り坂が現れるコースです。

阪神芝1600mコース図
阪神芝1600コース図

京都1600m(外回り)

こちらも、向正面からスタートし、3コーナー、4コーナーを回り、最後の403メートルの直線でゴールするワンターンのコースです。

スタートして、400mほどで向こう正面から3コーナーにかけて坂の上りが続く。3コーナー途中から4コーナーにかけて一気に下ります。このコーナー以外は高低差がほとんどなく、この坂の下りで勢いをつけて最後の直線に向かう戦法が一般的になっています。

京都芝1600m(外回り)コース図
京都芝1600m(外回り)

コースの比較

京都競馬場で開催される今年の阪神JFと朝日杯FSでは、器用なタイプの馬が活躍しやすいと考えられます。

なぜなら、コーナーは阪神競馬場の方がゆったりとした緩いカーブであると言われています。さらに、阪神競馬場の方が最後の直線が長く、紛れが生じにくい(まぐれが起きにくい)コースであると言えます。

したがって、阪神競馬場ではあまりコーナーワークが得意でない馬やスタートが遅い馬でも、比較的楽なカーブであり、直線でのスピードでカバーすることができます。

しかし、京都競馬場ではより器用さが求められるので、大味な競馬をする馬にとってはより厳しい舞台となったと言えます。

信頼度の高い馬

様々な項目ごとにコースに合う馬はどんな馬なのかを考察します。2022年以降のデータを対象としています。

京都阪神項目別勝率

まず、人気馬の勝率はどちらも同じ程度です。

また、逃げた馬の勝率も違いはありませんでした。

しかし、上がり3ハロン最速の馬の勝率が阪神より京都の方が低いです。これは、先ほど触れたように、直線が阪神より京都の方が短いことが原因であると考えられます。

以上より、今年の阪神JFと朝日杯FSでは、先行力のある馬を狙うべきです。末脚一辺倒の競馬では届かない可能性が高まります。

騎手別成績

主要なジョッキーの成績を比較します。2022年以降のデータを対象としています。

今回、有力馬に騎乗予定のジョッキーをピックアップしています。

普段から有力馬への騎乗機会が多いジョッキーは京都・阪神関係なく高い好走率を誇っています。偏りのない成績が有力馬への騎乗依頼が集まる一因かもしれません。

因みに短期免許のC.デムーロ騎手はデータ数が非常に少ないのであまり参考にはならないでしょう。

戸崎圭太騎手は騎乗機会が少ないですが、京都では0-0-0-4、阪神では0-0-0-5と両方の競馬場で相性が悪いです。

北村友一騎手は改修後の京都成績が1-0-0-14と1番人気で勝った1回のみです。相性が良いとは思えませんので、評価を下げるべきです。

まとめ

  • 京都は阪神よりも器用さが求められるコース
  • 京都では末脚一辺倒の競馬では厳しい
  • 上位騎手は京都・阪神で成績に大差なし

他にも、皆さんが京都競馬場だからこそ、気を付けるべきポイントがありましたらコメント頂けますと嬉しいです。

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